櫻宮納言のまくらの嵐

You帝国に魅せられてをかしがる日々

嵐20周年によせてあらましあらし②~ついにアラシックに~

ついにアラシックになる足音がだんだん音を立てて近づいてきた。その日は、突然やってきた。
仕事が上手く行かない毎日に疲れはてていた時に、本屋に行ったら、「アラシゴト」という本が平積みされており、そのタイトルのインパクトと、仕事に悩む自分の「シゴト」というキーワードにひかれ、思わず手に取り購入した。
この本こそが、私のアラシックのルーツである。
「アラシゴト」の本からは、目からウロコのコトバがあふれていた。メンバーそれぞれの仕事に対する考え方、同年代の彼らがこんなに大きな舞台でなりふりかまわず突き進み様々なことを乗り越えてきたんだ。しかも、それぞれに思いやりがあふれていて、仕事仲間を尊敬している彼らの姿が急にまぶしく輝いてみえた。ただでさえ、ストレスがたまる仕事なのに5人の男の大人がチームでやるってだれも 抜け出せないし、我慢することも半端ないはずだ。その均衡を崩さない彼らの賢さと絆、感謝の気持ちを素直に表現できる柔軟さに自分を奮い立たせる思いだった。もういてもたってもいられない。こんな彼らの行く先を見てみたい。すぐに郵便局に会費を収めに走った。
私は、晴れてアラシックになった。

その後、サークルの新年会でいままで、さして興味のなさそうだった私が高らかにアラシック入りを宣言し、皆を狼狽させたことは言うまでもない。